夏のパソコン管理・災害対応方法
梅雨(湿気)対策
1.夏のパソコン管理・災害対応方法1.パソコンは湿気が苦手!
パソコンは精密機器のため、高温多湿には弱いものです。水分は部品を腐食させ、電源が入っているときにはショートなどトラブルの原因にもなりかねません。(最適な使用環境は温度10℃~35℃、湿度20%~80%(結露しないこと)くらいが目安です。)
2.もちろん「飲み物」も大嫌い!
雨天時だけとは限りませんが、パソコン本体やキーボードに飲み物がかかってしまうと故障の原因になります。キーボードのそばにコーヒーカップや缶ジュースなどを置いていると、何かの拍子でこぼれてしまうことも考えられます。飲み物はパソコンから離れたところに置くようにしましょう。
暑い夏を乗り切るためのポイント
1.内部の温度を上げない
パソコン内部には、CPUやハードディスクドライブなどいくつかの熱源が入っています。パソコン内部の温度が上昇しないように、ファンなどで温度を調節していますが、気温が上昇するとパソコン内部の温度も上昇してしまうことにもなります。内部の温度が上昇しすぎると、思いもしない誤作動やフリーズを引き起こす場合がありますので、暑い時期には、長時間の連続使用を避けたり、冷房をつけた室内で使うなどの予防策をとりましょう。また、パソコン冷却ツールを利用するのも効果的です。
2.通風孔をふさがない
デスクトップパソコンの場合、通風孔をふさぐように設置されていたり、ホコリよけの布などで通風孔がふさがれていると、パソコン内部の温度が上昇してしまいます。ノートパソコンの場合は寝具の上などに置いていても通風孔をふさぐことになってしまうので注意しましょう。
3.お掃除も忘れずに
通風孔にホコリがたまっていても温度上昇の原因になりますので、定期的なお掃除も行ってください。
落雷対策のポイント
1.すぐに電源を切る
落雷が発生した場合、異常電圧が電線や電話線を伝って進入し、パソコンに致命的なトラブルを及ぼすことがあります。パソコン使用中に雷の音が聞こえたら、すぐにパソコンの電源を切り、ケーブル類をコンセントから抜きましょう。そのほか通信回線やTVアンテナも、パソコンやルーターなどから外されることをお薦めします。 作業に当たっては感電の危険がありますので、絶縁性のゴム手袋などを利用するなどして感電しないようご注意が必要です。また、「雷ガード」という機能が付加されたOAタップを使用すればさらに安心です。
2.不意の停電に備える
パソコンの作業中に停電に見舞われてしまった場合、データの破損だけではなくパソコン本体にも致命的なトラブルを及ぼしかねません。そんなとき活躍するのがUPS(無停電電源装置)。 万が一、パソコンの起動中に電力が断たれてしまっても、一定時間電力が供給される装置です。