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突然異音がするようになった

復旧結果 99 %

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LinkStation

初期診断
40min
復旧時間
2day
使用機器
LS-CH1.0TL
障害メディア
WestenDigital 3.5 SATA 1TB WD10EARS
OS
Linux
ファイルシステム
XFS

障害状況

施設内で共有用フォルダとして使用していたが突然アクセスできなくなり、カチカチと異音がし始め、
その後電源を入れてもすぐ落ちてしまう。

診断結果

磁気ヘッドが損傷しヘッドアームから離れてしまい、正常に読めなくなっていました。

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エンジニアコメント

HDD内部でプラッターに長く伸びているアームは「アクチュエータ」または「ヘッド・アクチュエータ(head actuator)」と呼びます。 アクチュエータの先端には磁気ヘッドが取り付けられ、プラッター上を動きながらデータの読み書きを行います。 アクチュエータはプラッター1枚ごとにひとつずつ備えられています。 最近のHDDはプラッターの両面をいずれも記録面に使うため、プラッター1枚につきアクチュエータが2つ存在します。

今回は、ヘッドが物理的に故障し、データが読み取れなくなっていました。
ヘッド交換を行い、ディスクイメージを取得しました。不良セクターが発生していましたが、データ領域には殆ど損傷がなかったため、多くのデータが取り出せました。

今回は機器の電源が落ちてしまう状況だったことが幸いしました。もし故障後も通電し続けることが出来る状態であったなら、データが記録されているプラッターまで損傷していたかもしれません。
ヘッドが読めなくなる症状も原因が色々あるため、どの部分に問題が発生したかよく点検した後、作業を実施しています。

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