アクセス速度が遅くなり、アクセスできなくなった
復旧結果 99 %
LinkStation
- 初期診断
- 2hour
- 復旧時間
- 3day
- 使用機器
- LS-V1.0TLJ
- 障害メディア
- WestenDigital 3.5 SATA 1TB WD10EARX
- OS
- Linux
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
数日前からだんだんアクセス速度が遅くなっており、今朝になってアクセス出来なくなっていた。
診断結果
不良セクターが多く発生したため磁気ヘッドに負荷がかかり、損傷が発生してしまい正常に読み出しが出来なくなった。
エンジニアコメント
HDDは製造された段階から、ディスク上に読み書きできない領域(不良セクター)を必ず持っています。 このような不良セクターは、製造過程以外にユーザーの使用中にも発生します。原因としては、経年劣化によってプラッタの磁性が弱くなる、衝撃で損傷してしまう等が考えられます。
今回は、不良セクターが多くなりヘッドにかかる負荷が増大したため、ヘッドが破損しアクセス出来なくなっていました。
ヘッド交換作業を行い、不良セクター領域を除いてイメージを取得しました。作業に時間はかかりましたが、希望されていたデータの復旧ができました。
論理的な不良セクターは、フォーマットをすることでなくなりまた使うことができるようになります。 しかし、物理的な不良セクターはフォーマットをしてもなくなりません。この場合は、パーティションを分けて不良セクタが発生した位置を除いた正常な部分だけを使えば、問題なく使用が可能です。
ですが、不良セクターはだんだん増えていきますので、早いうちにバックアップを取っておくことをお勧めします。