赤いランプが点滅し、アクセスできない!
復旧結果 100 %
LinkStation
- 初期診断
- 1hour
- 復旧時間
- 2day
- 使用機器
- LS-WH1.0TGL/R1
- 障害メディア
- SEAGATE 3.5 SATA 500GB ST3500620AS x 2台
- OS
- Unix
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
写真データのバックアップ先として使用。急にデータアクセスが不可能になった。
本体を見てみたらE15メッセージと一緒に赤ランプが画面に表示されていました。
診断結果
1台に不良セクタが発生し、レイド構造が崩壊してアクセスすることができなくなっていました。
エンジニアコメント
RAID 0は複数のHDDを仮想的にまとめて一つの大きなボリュームとして使用する構成です。データを各HDDに分散させて記録するため、HDDの容量や読み書き性能を効率的に使用することができます。
短所は、一つのディスクに問題が起きると全データが使用できなくなることです。非常に致命的な問題だったため、この短所を補う構成としてRAID 5が生まれました。
診断したところ、1番HDDに不良セクタが発生し、認識できなくなっていました。
イメージの取得に成功し、RAID再構築作業を行って無事に復旧することが出来ました。
冗長性を捨てて性能を重視した構成がRAID 0です。確かに容量効率と動作速度は最高と言えます。 しかし、その分だけリスクも大きいです。
安全に使用するためには定期的に他のHDDに重要なデータをバックアップをすることをお勧めします。