停電後、2番に赤いランプが点滅し、アクセスできない
復旧結果 100 %
LANDISK
- 初期診断
- 3hour
- 復旧時間
- 2day
- 使用機器
- IO DATA HDL-GTR1.0
- 障害メディア
- SEAGATE 3.5 SATA 250GB ST3250412CS x 4台
- OS
- Linux
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
オフィスが停電しLANDISKが強制シャットダウンされてからアクセスすることができなくなりました。
診断結果
突然の停電で2番HDDに物理故障が発生し、モーターが動かなくなりました。
エンジニアコメント
モーターはプラッターを高速で回転させる装置です。主に外部衝撃によって故障することが多いです。 特に電源が供給されて作動している状態で衝撃やショートが起きると瞬間的に固まってしまうため、動作しない、情報を読めない等の問題が発生します。
今回2番HDDのモータが損傷していました。
通常、1,3,4番のHDDから復旧作業を行いますが、今回の場合1番HDDが一ヶ月前にすでに故障していたことがわかりました。
2番HDDの部品交換作業を行い、一時的に認識できる状態にして、ディスクイメージの取り出しを行いました。RAIDを再構築し、100%のデータを復旧することに成功しました。
今回と同じような症状で起動ができない場合、それ以上の作業を行わず復旧会社に相談しましょう。障害内容によっては、データの読み書きを行う磁気ヘッドがプラッター表面を損傷させたり、最悪の場合スクラッチが発生して復旧出来なくなるなど、厳しい状況になります。