アクセス速度が遅くなり、その後起動しなくなった
復旧結果 100 %
その他 NAS
- 初期診断
- 1hour
- 復旧時間
- 2day
- 使用機器
- Logitec LHD-NAS120
- 障害メディア
- SAMSUNG 3.5 IDE 120GB SP1203N
- OS
- Linux
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
発売当初に購入して10年ほど異常もなく使用できていたが、ある日突然データアクセスが鈍化した。次の日データのバックアップをしようとしたが、コピーの途中で停止して起動できなくなった。
診断結果
HDDの長時間使用によりプラッターが弱まり(不良セクタ)、データを読めない。
エンジニアコメント
不良セクタは保存装置にデータを記録したり、記録された情報を読み取ることができない領域が発生する障害です。HDDを普通に使用するだけでも徐々に発生します。 主にディスク表面の損傷によって引き起こされ、HDDは認識するが起動に時間がかかる、または起動が不可能な場合もあります。 他のコンピューターに接続してもドライブアクセスやデータ確認ができず、内容を見ることができません。 主な発生原因として衝撃によるディスク表面の損傷、定期的な使用によるプラッター自体の消耗が挙げられます。
HDDのクローンディスクを作成し、クローンからファイルを復元することでデータ復旧に成功しました。希望されていたデータの取り出しは出来ました。
HDDにも寿命があります。 重要なデータを長期間保管するために使用するHDDなら、定期的に状態を確認し、異常がみられた場合はバックアップを取り、最悪の事態が起きないよう対策を心がけましょう。