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誤ってデータを削除したが、数日間気付かなかった。

復旧結果 96 %

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LinkStation

初期診断
1hour
復旧時間
2day
使用機器
LS-CH500L
障害メディア
SEAGATE 3.5 SATA 500GB ST3500418AS
OS
Unix
ファイルシステム
XFS

障害状況

数日前、データの整理をしたが誤ってデータ削除したことに気付かず、使用を続けていました。

診断結果

データ上書きによるインデックス情報の損傷が発生。

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エンジニアコメント

ファイルの削除とは、当該ファイルのデータそのものを削除するのではなく、ファイルシステムのインデックス情報を書き換える動作です。 ただし削除後、他のプログラムのインストール、インターネット検索、ファイル保存・コピーなど新たなデータの書き込みがあった場合は、削除されたデータの磁気情報があった場所に新しい磁気情報が上書きされ、復旧出来なくなることもあります。

今回は削除後に使用されていたため、削除されたデータの上に上書きされてしまっている状態でした。
インデックス情報及びフォルダ名が壊れている状態でしたため、拡張子毎のデータ抽出を行いました。
幸い、上書きされたデータ量が少なかったため、多くのデータを取り出すことが出来ました。

削除後他のデータを保存すると元のデータがある領域(削除された領域)に新しいデータが上書きされる可能性があります。この場合は復旧確率が低いです。新たに保存したデータがどの部分に保存されたかによって復旧の可能性が変わります。どの部分に保存されたかを知る方法はないため、データを取り出してみるまで復旧できるかどうか判断できません。
【削除後、データの書き込みが無かった場合】
復旧作業時間が短くなり、フォルダ名やファイル名も復旧することができます。
【削除後、データの書き込みがあった場合】
HDD全体から対象ファイルを検索をしなければならないのでメディア全体の容量によって復旧時間が変わります。
フォルダ構造やファイル名の情報が破損していることがあります。

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