電源ケーブルがショートした後、アクセスできなくなった!
復旧結果 100 %
その他 NAS
- 初期診断
- 4hour
- 復旧時間
- 3day
- 使用機器
- Q-NAP TS-420
- 障害メディア
- SEAGATE 3.5 SATA 2TB ST2000DM001 x 4台
- OS
- Linux
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
学校でデータの共有用に使用していたNASです。
ある日、電源ケーブルにショートが発生したため電源を遮断しました。
ケーブルを交換後、再起動したがアクセスできない。
診断結果
電源ケーブルのショートが起きてHDD 1番と4番に物理損傷が発生しました。
エンジニアコメント
一般的な電子製品は規格に合った電圧が均一に供給されることで正常に作動します。 しかし、電圧に突然変化があると故障が生じます。 HDDも同じです。
2台のHDDが物理故障を起こしていました。
4番HDDはモータ損傷の他に複合して障害が起きていなかったため、モーター交換後、イメージを抽出。2番、3番HDDとレイド再構築を行い、データ復旧を行いました。データ容量が多かったため時間がかかりましたが、希望のデータを復旧することが出来ました。
稼働中に電気的な不具合が発生して機器が止まった時は、中にあるHDDの状態をまず確認する必要があります。 2次被害を避けるため、確認する前には絶対に電源を入れないようにしましょう。