水に浸かってしまい認識できなくった
復旧結果 95 %
その他 NAS
- 初期診断
- 1hour
- 復旧時間
- 3day
- 使用機器
- Logitec LHD-NAS250W
- 障害メディア
- WestenDigital 3.5 IDE 250GB WD2500JB
- OS
- Linux
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
大雨で地下にある事務室が水に浸かってしまった。
NASを確認したが、起動できない状態になっていました。
サービスセンターに問い合わせ、復旧専門業者への依頼を勧められました。
診断結果
浸水によってHDD全体がダメージを受けていました。
エンジニアコメント
HDDは空気が入らない真空状態ではありません。汚れや埃を通さないためのフィルターはありますが、外気が入ってきています。水に浸かったHDDはフィルターを通じて水と土、異物が入って来ていることがあります。 通過した水と土、異物がプラッターや磁気ヘッドに付着することになり 無理にHDDを駆動させると異物が磁気ヘッドとプラッターに重大な損傷を与え、データ復旧が出来なくなる恐れがあります。
まずHDD内部の汚れを除去しました。その後磁気ヘッド及び基板交換作業を行いクローン作業でイメージを確保。イメージディスクからデータを90%以上抽出しました。
浸水された状態でHDDを駆動させると、内部に多くの損傷を与え復旧が不可能になります。HDDの障害は障害発生時の状態を維持することが重要です。 水に濡れたなら、濡れた状態ですぐに依頼をしなければなりません。乾燥すると異物が完全に固着してしまい、プラッターから分離することが難しくなります。そうなるとデータを復旧することも困難になります。