エンジニアコメント

不良セクタは主にディスク面の経年劣化によって発生します。大きな障害が発生する前段階として、読み書きが遅くなるなどの症状が出ることがあります。

診断の結果、不良セクタによりディスクのRAID構成情報が破損されていることが確認されました。ハードディスク4台全てのイメージデータを抽出、RAID構成情報を修正しデータを復旧しました。
データ領域にも一部不良セクタが発生していましたが、必要としていたデータは無事復旧することが出来ました。

不良セクタはHDDの稼働に伴い徐々に量が増えていきますので、正常に起動しなくなった場合は何度も再起動を試みることは避けましょう。また磁気ヘッドの故障などに発展し重症化してしまうこともありますので、異常を感じたらご自身で無理に復旧を試みず、専門業者の診断を受けることをお勧め致します。