数日前から動作が遅くなり、アクセスできなくなった
復旧結果 98 %
TeraStation
- 初期診断
- 4hour
- 復旧時間
- 3day
- 使用機器
- TeraStation 5400 TS5400DWR0804
- 障害メディア
- Westerndigital 3.5 SATA 2TB WD20EARZ x 4台
- OS
- Linux
- ファイルシステム
- XFS
障害状況
数日前からデータをコピーするのが遅くなり始め、今日の朝にE15エラーメッセージが表示され、起動ができないようになった。
診断結果
HDD 2-3番 不良セクタによりデータアクセス速度がにぶった結果、レイド崩壊が発生し認識不可状態になった。
エンジニアコメント
不良セクタは保存装置にデータを記録したり、記録された情報を読み取ることができない領域が発生する障害です。HDDを普通に使用するだけでも徐々に発生します。 主にディスク表面の損傷によって引き起こされ、HDDは認識するが起動に時間がかかる、または起動が不可能な場合もあります。 他のコンピューターに接続してもドライブアクセスやデータ確認ができず、内容を見ることができません。 主な発生原因として衝撃によるディスク表面の損傷、定期的な使用によるプラッター自体の消耗が挙げられます。
2台のHDDに不良セクターが発生、レイド構成が保てなくなった結果アクセス出来なくなってしまった状態。不良セクター部分を除きディスクイメージの取り出しに成功。一部不良セクターにより破損していましたが、必要なデータは全て復旧できました。
HDDを長時間使用する環境では不良セクタのような物理的障害を防ぐ手立てはありません。しかし、被害を減らす方法はあります。 例えば、異音がし始めたならHDDの稼働をすぐに止めて専門家に依頼してください。 もしそのまま放置されたら状態が悪化し、復旧が難しくなります。