データ復旧出張・訪問サービス
データ復旧出張サービスとは、復旧スタッフがお客様のもとへ伺い、データ復旧を行うサービスです。
IBM、HP、DELLなどのサーバー機や複数のHDDで構築されたRAIDサーバーはもちろん、エンタープライズサーバー、ハイパーバイザー型の仮想化サーバー、ホスト型の仮想化サーバー、TeraStation・LinkStation・LANDISKなどのNAS製品も対象です。RAIDレベルは問いません。
また、上記以外のNAS製品についても対象になります。
- 弊社のデータ復旧エンジニアおよび営業担当者が直接現地に伺います
- データ確認、納品とも現地で行い、素早い復旧対応を可能にします
- 社内セキュリティ規定でメディアの持ち出しができない場合や、システムを長時間止めることができない場合にご利用いただけます
出張復旧サービスの対象
- 対象機器
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- TeraStation・LinkStation・LANDISKなどのNAS製品
- DELLサーバー
- IBMサーバー
- HPサーバー
- その他サーバー
- RAID
- 産業用PCなど
- エンタープライズサーバー
- ホスト型の仮想化サーバー
- ハイパーバイザー型の仮想化サーバー
- データセンター
- 対象となるお客様
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- 法人
- 個人事業主
- 官公庁
- 教育機関
- 医療機関
- システム会社
- 対象エリア
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日本全国(海外のお客様はご相談ください)
東京・埼玉・神奈川・千葉は最短30分対応も可能です。
DATAOKでは出張による復旧作業は緊急対応が必要な場合や、どうしてもデータの持ち出しができない場合の次善の策と考えています。サーバー機自体の分解ができない場合などであればお客様側で分解を行わず、本体ごと当社までご郵送くだされば無料で分解作業を行いますので通常の復旧サービスもご検討ください。
出張復旧サービスの流れ
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step1お問合せ・受付
出張復旧サービスが必要なお客様は、お電話もしくはwebフォームからお問合せいただき、サーバーのメーカー、運用システム、障害内容や後処理内容をお伝えください。また希望の日時、作業場所、復旧希望データもお問い合わせの際にお申し付けください。
ご相談は無料で承っております。出張復旧サービスは非常時、および社内セキュリティ等の問題からメディアの持ち出しができないなどの場合に限らせていただいております。
お問合せにあたっては以下の事項をご確認ください。
- ハードディスクの台数・接続方式(SATA、IDE、SAS等)・製造メーカー名
- 使用しているOS・RAIDレベル(RAID5、RAID1+0等。初期設定のままであればその旨お伝えください)
- 障害発生日時
- 具体的な症状(異音がする、一部のデータを開こうとするとエラーが起きる等)
- 復旧希望ファイル・データの種類(○○というフォルダ、.docファイル、写真すべて等)
- 出張希望日・時間・出張先の住所
費用はハードディスクの容量ではなく症状ごとの見積りとなります。
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step2現地訪問・初期診断
出張当日、お伺いする営業担当者より事前確認のお電話をさせていただきます。お問合せ当日に出張する場合も同様に当社よりご連絡いたします。
お問合せ以降に状況の変化などがあればエンジニア到着時にお伝えください。特にシステムに使用されているOSや機器の状態、障害内容の変化といった情報は重要です。いただいた情報を元に障害システムの状況確認と初期診断を行い、エンジニアから復旧作業の流れなどをご説明いたします。
- 初期診断・お見積りまでは無料です。お見積りは初期診断後となります。
- イメージディスクと呼ばれる完全なコピーディスクを作成し、機器の損傷を最小限に抑えます。
- 機密保持に関する誓約書をご希望される場合はお申し付けください。
- 媒体の状態によっては、診断後、ハードディスクを持ち帰っての作業が必要になる場合があります。
- お客様には復旧作業のための作業スペース、電源などを確保していただきます。
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step3復旧作業
初期診断の結果と緊急性などを考量し、適切な復旧プランを立て復旧作業を行います。障害ごとに何通りもある復旧手法から復旧率が高く作業時間の短いものを選びデータを救出します。
ご担当者様お立ち会いのもと復旧作業を行うことも可能ですが、復旧技術の機密のため作業過程をすべてお見せすることはできません。あらかじめご了承ください。また重度の物理障害が確認され、障害が複数箇所に及ぶ場合や容量が多い場合には当日中に作業が完了しないことがあります。 作業にあたっては以下の点にご留意ください。
- 作業中、写真や復旧データの一部をご確認いただくことがあります。
- 接続ケーブル、作業用パソコンなどは基本的に当社でご用意いたします。
- RAIDカードや障害の種類によってはお客様より一部機器をお借りする場合があります。
- 機器に物理的な障害が発生している場合、弊社へ持ち帰り、クリーンルームでの作業が必要になることがあります。
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step4復旧完了・納品
データ復旧が終わりましたら、その場で復旧データを確認していただきます。問題が無ければ、ご指定のパソコンまたはメディアに復旧データを保存して納品いたします。
復旧容量によってはコピーに時間がかかることがあります。お支払いはデータ確認後となります。
この時点で復旧できなかった場合や損傷が激しく、復旧率が低いなどデータに価値がないと判断された場合、復旧費用はかかりません。
- バックアップ用メディアはお客様でご用意ください。
- バックアップ作業は見積金額に含まれております。別途費用はかかりません。
復旧時間・復旧費用
- 復旧までの時間は、システムの構成状況、メディアの状態、データ量、作業環境により異なります。初期診断後、復旧までの予測時間およびお見積り金額をご報告いたします。
- 出張復旧サービスの費用は、成功報酬制となる復旧費用のみとなります。
- 初期診断後のキャンセルや復旧不可時には、費用はかかりません。
出張復旧サービスに関するよくある質問
- 出張の場合とクリーンルームを利用した環境で復旧率は異なりますか?
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ハードディスクは精密機器で、重度の物理障害が発生した場合にはクリーンルームでの分解作業が必ず必要になります。そのため重度障害が発生したディスクが対象となる場合は復旧率の問題以前に現場では作業ができません。
それ以外の場合も設備の整った復旧室と、限られた装備で臨むオンサイトの復旧作業ではわずかですが復旧率に差は出ます。
一方、出張サービスでは数日を要する軽度物理障害や論理障害によるRAID崩壊でも専属のエンジニアが作業に当たることで短時間で復旧が可能なため、品質と時間のどちらを優先するかで適切な作業は異なります。
- 障害後に被害を広げないためには何をすべきですか?
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データが重要であれば、むやみに直そうとせず専門家にご相談いただくのが最も安全です。
ハードディスクの障害は千差万別で内容によっては確かに簡単に直るものもありますが、正確な判断を下すには一定の技術力と経験が必要になります。当社がご依頼いただくお客様に共通してお願いしている代表的なものを以下に示します。
- 安全な方法で電源を切る
- ディスクの入れ替えや安易なリビルドを試みない
- 障害の発生状況、エラーメッセージなどを記録する
- どんな障害でも対応できますか?
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当社では物理障害が発生したメディアも自社内で復旧作業を行うことが可能です。
ただ、出張サービスでは設備の関係から重度の物理障害の対応は制限され、現地で全ての作業を行うことはできません。
復旧自体が可能なものでもクリーンルームでの作業が必要になる場合、セキュリティ上の理由で持ち出し許可が頂けない場合には対応できずに復旧不可となる場合もあります。